レッスンにいらっしゃる生徒さんで、トロンボーンの低音域の悩みというのは比較的多いようです。
初めての生徒さんにはだいたい「どんな音出し(ウォームアップ)をしていますか?」と質問するのですが、多くの人が真ん中のFから始める、なかには下のB♭からという方もいらっしゃいます。
「何故その音からなのですか?」と聞くと、昔からなんとなく、か、この辺りの音域がうまくいかないと吹けないから、という答えが多いです。
下のB♭の倍音列が安定して演奏できない方が毎回の練習をまさにそのB♭から始めていた、ということもありました。
「低い音がしっかり吹けなければ正しい奏法ではない」というような言葉がありますが、その影響もあるのでしょうか。
私自身も低い音が出にくくなった時、逆に高い音は少し楽になった位だったのですが、「これは正しくない」と思っていましたし、ジストニアの事を良くわかっていない指導者には「初心者用の教則本をやりなさい」と指示され、まさにその「初心者の音域」が出なくて精神的にもきつかったし、無理に出にくい音域を練習して悪化させた苦い思い出があります。
私自身が今実践していて、レッスンにいらっしゃる生徒さんにも大体お勧めしているのが、少し高めの音から始める、という方法です。
チューニングのB♭あたりからです。唇を軽く閉じ、息をポーンと入れればB♭の音が出る人が多いはずです。ぜひ実験してみてください。
2021年4月10日追記
この「出やすい音から始める」、なんなら「出やすい音だけ練習する」というのは、私の「脱・常識練習法」の柱です。「それでは練習にならないじゃないですか!?」と言う生徒さんもいましたが、「できるを増やす」のが練習だというのが私の考えです。
初めての生徒さんにはだいたい「どんな音出し(ウォームアップ)をしていますか?」と質問するのですが、多くの人が真ん中のFから始める、なかには下のB♭からという方もいらっしゃいます。
「何故その音からなのですか?」と聞くと、昔からなんとなく、か、この辺りの音域がうまくいかないと吹けないから、という答えが多いです。
下のB♭の倍音列が安定して演奏できない方が毎回の練習をまさにそのB♭から始めていた、ということもありました。
「低い音がしっかり吹けなければ正しい奏法ではない」というような言葉がありますが、その影響もあるのでしょうか。
私自身も低い音が出にくくなった時、逆に高い音は少し楽になった位だったのですが、「これは正しくない」と思っていましたし、ジストニアの事を良くわかっていない指導者には「初心者用の教則本をやりなさい」と指示され、まさにその「初心者の音域」が出なくて精神的にもきつかったし、無理に出にくい音域を練習して悪化させた苦い思い出があります。
私自身が今実践していて、レッスンにいらっしゃる生徒さんにも大体お勧めしているのが、少し高めの音から始める、という方法です。
チューニングのB♭あたりからです。唇を軽く閉じ、息をポーンと入れればB♭の音が出る人が多いはずです。ぜひ実験してみてください。
2021年4月10日追記
この「出やすい音から始める」、なんなら「出やすい音だけ練習する」というのは、私の「脱・常識練習法」の柱です。「それでは練習にならないじゃないですか!?」と言う生徒さんもいましたが、「できるを増やす」のが練習だというのが私の考えです。
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