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続・結果達成のための手段

2013年01月20日
結果達成のための手段(その2)に書いた一連のオーケストラの本番を無事終了させることができました。

以前の記事に書いた発見、

・細かい音符がうまくいかないのはタンギングとアンブシュアの協調の問題だと思っていたが、背中の下のほう、腰の上あたりの緊張をとくことを意識すると上手くいくようだ。
・演奏の結果について、音が「出た」「出ない」「いい音」「悪い音」事実上の差もあるが、録音して聞いてみると、自分の感情で色付けされている場合が多い。例:苦手な音域がうまくいかなかったときは、得意な音域がうまくいかなかったときに比べて低く評価している。

の2点について、リハーサル・本番を通してさらに多くの気付きが得られました。

・細かい音符について
はじめは「腰の辺り」と定義していたが、座った状態で股関節をロックした結果、腰のあたりに緊張が発生していたことが発覚。
(問題を感じる場所が、必ずしも原因の場所ではない!)

・感情による色付けについて
自分の演奏の評価というのは大きく分けて二つあることに気付く。
ひとつめは、自分の判断基準で自分の演奏を評価する事、ふたつめは、他人が自分の演奏をどのように評価しているかと推察してそれを基準に自分の演奏を評価する事。
音楽家として仕事をしていくにあたって、ふたつめの基準(他人の評価)が自分のなかで大きなウエイトを占めていたことに気付いた。

以上の2点については、これから実験を続けてみたいと思っています。(幸運なことに、このオーケストラから今月末の演奏会も依頼されました!)


他にも、つい自分のペースを失ってしまう原因になる「周囲の反応」の捉え方、それに対する考え方についてもいろいろ考えています。
例えば、オーケストラで演奏中に前に座っている同僚が振り返って自分を見る。「あれ?音程悪かったかな?大きすぎたかな?」と考えた経験はどなたでもあると思います。こういったことについての「リアリティ・チェック」は演奏家として健全に生きるためにとても重要な項目だと思いますので、改めて別項にて書きたいと思います。

時間を与える

2013年01月15日
本年もよろしくお願いいたします。

ドイツは久々の雪です。日本も大雪のようですね。

アレクサンダー・テクニークの授業の中で、「雪道を歩く」というテーマを扱った時、先生が「たいていの人は、不安な状況になるとスピードを速める。その結果さらに転びやすくなる」と言っていたのを思い出しました。

今日雪道を歩いて帰りながら、このことは楽器演奏の時も起きているのではないか、と思いつきました。
自分自身の演奏やレッスンの経験を通して考えると、不安なパッセージ、苦手な音域などを吹こうとするときや、練習中にミスしてやり直すときなどに、焦りからか準備を端折ってしまったり、なんだか急いで吹いてしまったりすることが多々あります。

たしかポール・エクマンという人の本に「人は嘘をつくとき早口になる」というような記述があったのですが、これも不安感からつい急いでしまっている状況なのでしょう。

楽器を演奏するとき、雪道を歩くとき、少し自分に時間を与えてみることによって、安心、安定が得られるかもしれません。
ぜひ試してみてください。