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タンギングの時に舌が固まってしまう

アレクサンダーテクニーク教師・演奏改善コーチの佐藤拓です。

金管楽器奏者とのレッスンでよく聞かれるのが「タンギングするときに舌が固まってしまいうまく発音できない」という悩みです。
アンブシュアの不調に付随して起こることが多いようです。

今回は具体的に改善するヒントを書いてみます。ぜひ試してみてください。

1.まず、タンギング無しのノーアタックで吹いてみてください。

2.そこで音がある程度出れば、必ずうまくいきます。自信をもって先に進みます。

3.楽器を構えずに、息を出しながらタンギングしてみてください。Tu、Du、Daなど発音はなんでもいいです。重要なのは息がながれていることです。

4.次に楽器を構えて、今やったプロセス1+3をやります。


おそらく、いつもよりうまくいくのではないかと思います。

うまくいかなかった方は以下のことをしてしまっているかもしれません。観察してみてください。

楽器を構える

○▼※△☆▲※◎★

吹く


もちろん、普段の状態の口に楽器を持ってきても音が出ないのは当然ですが、発音がうまくいっていない人は「○▼※△☆▲※◎★」の部分が必要以上に多すぎて、それが実は邪魔してしまっているのです。
「○▼※△☆▲※◎★●」は人それぞれでいろいろあるのですが、要は不必要な動作なので、「やってるな~」という観察は必要ですが、それ以上の検証・分析は必要ありません。

思い切って、この「○▼※△☆▲※◎★●」を「準備」と呼ばずに「邪魔」と呼んでみましょう。特別に「やめなければ」と思う必要もありません。自分で吹きながら「ああ、邪魔してるな」と気付いおくに留めるだけで十分です。数日間~数週間もあれば、きっとタンギングが劇的に改善するはずです。

F.M.アレクサンダーが間違ったことをやめれば正しいことは自然に起こると言ったように、自分自身で余計な邪魔をすることをやめれば、私たちが持っている能力をより発揮できることができます。


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