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私はフォーカル・ジストニアの治療はできません

アレクサンダーテクニーク教師・演奏改善コーチの佐藤拓です。

おかげさまで、多くのフォーカル・ジストニアの音楽家と日々レッスンをしております。そんな中、「どのように治療するのですか?」「どうしたら治るのでしょうか」というご質問を頂くことも増えてきましたので、私の考えを述べさせていただきます。

論文・書籍の研究や、神経学関係の学会などで多くのジストニアのリハビリ・治療に携わる人々との情報交換を通して私が確信しているのは、音楽家のフォーカル・ジストニアとは獲得してしまった好ましくない動作パターンであるということです。

改善のためにはどのようなアプローチが有効か?

トロンボーン演奏時のアンブシュア・ジストニアになり、アレクサンダー・テクニークによる自分自身の改善、その後教師になって多くのジストニアの音楽家のお手伝いをしている私自身の経験から編み出したアプローチは…





無意識に実行されてしまういつもの演奏パターンに「NO」を言う

↓(それを効果的に行うためには)

新しい効率的な演奏パターンを構築する




これだけです。

私のところを訪れるジストニアの音楽家の多くは長い間苦労してきた経験や、周囲から理解されない辛さ、将来への不安もあり、フォーカル・ジストニアという「複雑な問題」に対して「複雑な解決法」を求めているので、たいてい「え?」となります(笑)。

私は「なぜうまくいかないか?」という問題志向ではなく、「どんなときにうまくいくか?」を探る解決志向アプローチを採用していますので、レッスンのスタートは「今の症状」ではなく「やりたい演奏」を探ることです。そのために私たちが持っている資源、イメージや身体の機能を最大限に使っていこうという手法です。

そうすると、問題を分析する必要がなくなるので、「原因不明の神経難病」であるジストニアの医学的解明を待たなくてもいいのです。私は医学を否定しているわけではまったくありません。むしろその逆で、ジストニアの原因及び治療法の解明には大きな期待を寄せていますし、医学分野の専門家と連携して働いています。しかし、私の仕事は今この瞬間に演奏の不調に悩む音楽家の助けになることなのです。

そういうわけで、

私はフォーカル・ジストニアの治療はできませんが、あなた自身が、自分自身の機能をよりよく使ってジストニアを改善する手助けをすることができます。

今まで多くのジストニアの音楽家にレッスンしてきましたが、ほとんどすべての方に初回で「あれ?こんなに演奏できるのは久しぶり!」という体験をしていただいています。始めからその効果を持続するのは難しいのですが、少ない方で2~3回、だいたい5~10回のレッスンでかなりの改善を実感していただけるのではないかと思います。

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