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時間を与える

本年もよろしくお願いいたします。

ドイツは久々の雪です。日本も大雪のようですね。

アレクサンダー・テクニークの授業の中で、「雪道を歩く」というテーマを扱った時、先生が「たいていの人は、不安な状況になるとスピードを速める。その結果さらに転びやすくなる」と言っていたのを思い出しました。

今日雪道を歩いて帰りながら、このことは楽器演奏の時も起きているのではないか、と思いつきました。
自分自身の演奏やレッスンの経験を通して考えると、不安なパッセージ、苦手な音域などを吹こうとするときや、練習中にミスしてやり直すときなどに、焦りからか準備を端折ってしまったり、なんだか急いで吹いてしまったりすることが多々あります。

たしかポール・エクマンという人の本に「人は嘘をつくとき早口になる」というような記述があったのですが、これも不安感からつい急いでしまっている状況なのでしょう。

楽器を演奏するとき、雪道を歩くとき、少し自分に時間を与えてみることによって、安心、安定が得られるかもしれません。
ぜひ試してみてください。

2021年4月10日追記
交通心理学でも「見通しの悪い交差点ほど、安全確認を怠る傾向がある」ことがわかっています。


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