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Ulf Tolleのレッスン忘備録

お久しぶりです。ドイツは夏も終わりかという天気です。

そんな中、7月の終わりにITM(Interactive Teaching Method)のワークショップで出会ったUlf Tolle氏から2度の素晴らしいレッスンを受けることができました。

アンブシュア・ジストニアの診断を受けたものの、これといった治療法もなく途方に暮れていた時に、偶然コンタクトをとったアレクサンダー・テクニーク教師、ホルン奏者のバジル・クリッツァーさんの勧めてくれた先生の中の一人でした。

さてウルフ氏、やはり自身ホルン奏者ということで、金管楽器の奏法を熟知しているのはもちろんのこと、我々金管奏者が陥りがちな「罠」もよく心得ていて充実したレッスンでした。
アレクサンダー・テクニークの教師は必ずしもそれぞれのアクティビティー(レッスンの題材、テーマ)の専門家(ここでは金管楽器奏者)である必要はないと思いますが、やはりこの「罠」を知っていると「痒いところに手が届く」レッスンになることも確かです。

さて、彼のレッスンの要点
体幹のする仕事(呼吸)と腕のする仕事(スライドを動かす)をきっちり分けること
腕を動かすときに胸郭を縮める必要もないし、腕の動く速度、距離は腕が知っている必要がある。

息を出す 息の流れはなるべく途切れさせないようにする。バズィングで音階を吹くときなどは段々にならないように、大きな息の流れの中で。

腕を動かす シンプルに考えれば、スライドを伸ばすときは腕を伸ばす/スライドを縮めるときは腕を曲げる。これだけのこと。「早く動かそう」と考えて、無理に早く動かしすと、ブレーキをかけなければならない結果になる。

書いてしまえば「あたりまえのこと」ばかりなのですが、その「あたりまえのこと」をどれだけ意識できているか?実践できているか?ということが大切なのだと痛感しました。

そんなウルフのワークショップが今月終わりに開催されるようです。ご興味のある方は是非!

Vielen Dank Ulf!

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